「あとれす」は絵画を通じた「発見」の場です。
絵を描くことを通じて自然に対する「新しい見方」を身に着け
自分の中にうもれていた「絵を描く能力」を発見します。
発見するための最上の方法はずばり「デッサン」です。
「ビギナーだから・・・」 といって怖がることはまったくありません。
まずは「線を引く行為」、「今の時間」にとことん集中してみましょう。
不安から開放され「絵を描く行為」との心地よい一体感があなたを包みます。
「絵は描いているけど、どうも上達が見えなくて・・・・」という方、
「自分にもこんなことができたんだ！」
を体験してください。
あなたの「見方」が向上するのにつれてデッサンが上達していく。
その過程を目の当たりにするのは大きな喜びです。
デッサンが上達するとどうなるのでしょう？
デッサンの訓練によって絵を描く自由さが損なわれることは少しもありません。
「何でも描ける自由」はあなたに
自信
と
画家の眼で見る脳力
を与えてくれます。
それは「そっくりに描く」ことよりはるかに大きいメリットです。
また「そっくりに描かない」ことも選択の自由になります。
「あとれす」は絵を描くための環境作りを徹底的に追求していきます。
ゆるやかに濃密に流れる時のなかで
絵を描く喜び
を共有していただくための場所です。
「表現」とは何でしょう？
あなたが
「理解した内容を画面に定着させたもの」
が表現です。
画材を使って具体的に表現するための身体的能力は誰にでも備わっています。
もし望むように描けないとしたら「古い見方」が「理解」を邪魔をしているだけなのです。
「才能」や「感覚」によるのではなく「理解」をする必要があります。
「新しい見方」を持つことで日常の何気ないモノがもつ
豊かさ
が見えてきます。
それは
一生をかけてひとつまたひとつと
「お宝」を掘り起こすアドベンチャー。
驚くほど豊かな人生があなたを待っています。
peace
つづく→ あとれすの特色とは？
Q: 「新しい見方」って何？
A: 絵を描くときに必要となる「画家の眼でモノを見る方法」です。見方を探求することで絵を描く能力は発達します。
Q: デッサンで何が体験できるの？
A: モノに対して眼と手を使って「主体的に観察する行為」がデッサンです。
能動的に「働きかける」ことがミソで、ただ眺めて見るよりもはるかに多くのことが見えてきます。
たとえばリンゴを食べれば「味」を体験できますね。リンゴを描くことは「光」を体験することと言えるでしょう。
光の現象が「見え」れば必ず「描け」ます。
Q: デッサンだけでいいの？水彩や油彩もやってみたいけど？
A: ここではまずありのままに描こうとする態度を便宜上「デッサン」と呼んでいます。
もちろん油彩でも水彩でも「デッサン」はできますが、とりあえず紙と鉛筆があれば十分です。
Q: やはりデッサンの厳しい訓練を積まないとダメですよね？
A: デッサンは基礎訓練とは言いますが、「ウサギ跳び」や「素振り千本」といった「しごき」ではありません。
それ自体が発見の喜びにあふれたプロセスです。その面白さにハマった人は「やめろ」と言ってもやるでしょう。
デッサンを通じて理解されたプロセスは「そのまんま」油彩や水彩、デジタル技法などに応用できます。正しく理解されていれば、油彩に持ち替えたとたんにプロセスがグチャグチャになることはありません。
Q: 最近は猿や象も絵を描くそうですが、これは「表現」でしょうか？
A: 猿や象は描いている対象を理解していませんのでこれは表現ではありません。
Q: 「自由な表現」って何？
A: 表現の「しかた」を選ぶ自由のことです。たとえばスポーツの種目を選ぶ自由または新しい種目を創る自由です。「デタラメ」というスポーツは結果が出ませんし、ちっとも楽しくないので存在しません。
Q: 「古い見方」って？
A: 過去の流行や伝統的手法とは関係ありません。
社会通念や思い込みでモノゴトを見ようとすることです。生まれてから現在までにたまった「脳みそのアカ」のようなものです。
「新しい見方」とは流行の先端とか現代感覚のことではなく、モノゴトを「ありのままに」観る意識のことです。
「ありのまま」に観ることができれば、その中に私たちの生きる現代の感覚が自然と含まれるものです。