封筒の使い方(3)

(3)封筒の内部を分割してゆきます。
モデルを
「ポジのスペース」、その余白を「ネガのスペース」と呼びます。
この「ネガのスペース」に注目することで腕や胴といった「知識としての立体物」からいったん離れ、「形」に対する感覚を養います。三角形、四角形、だ円・・・など2次元の形です。
(あとでモデル表面のトーンを付けるときには「立体だ!」と意識しますが・・・知覚モードの切り替えです)

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「グラス」を正確になぞろうとするより、余白の「人の横顔らしき形」を意識してなぞった方が楽に正確に輪郭が描けそうです。
「ネガのスペース」に注目することで結果的に「ポジのスペース」を正確に把握することができるのです。