立方体を描いてみましょう1

「立体」の最も基本的な形として立方体が挙げられます。
別に立方体でなくても四角い箱なら何でも練習になります。
厳しい細部描写ではなく、箱形の物を
「だいたいそれらしく見せる」方法を追ってみます。

まず自分の目の高さを意識しましょう。
立方体をテーブルの上に置いてふつうに眺めた場合、眼の位置によって下の二通りの見え方のどちらかになります。(上下方向の消失点はここでは無視します)
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ちなみに眼の高さが立方体の上面と一致するとこうなります。無理に見えない上面を描こうとしないで、ありのままの知覚を受け入れましょう。
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輪郭を描くときには「透かし描き」をしてみます。底面のみえない角はどうなっていますか?
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立方体の奥が壁にめり込んだり、テーブルからはみ出していたら修正してあげましょう。
これらの透かし描きの線はあとで消してください。

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